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東風(こち)吹かば

気に入らぬ 風もあろうに 柳かな

変化〜〜メタモルフォーゼ〜〜








もうどのくらいになるのだろう。
サナギから孵化したような患者さんを目の当たりにして
中断の時間がゆるゆると埋まっていく。

おそらく自分の中でインキュベーションを繰り返し
充分に熟成が進んだので再生してみた。。。
まさにそんな感じだった。



一方、中断の時間が腐敗につながる場合もある。

外界との緩衝剤として産出された適応障害としての症状が
次第に自我違和的な神経症的症状になったところで
患者さんは変化を拒絶した。

症状は次第に自我を浸食し、違和感が薄れ、
「今のままで構わない」と促進する内服も拒否し、
「薬を飲むと頭がおかしくなる」と言い、
パーソナリティ障害的に症状と分かちがたく融合してしまった。



連れ立つ友なる二羽の鷲は、同一の木を抱けり。
その一羽は甘き菩提樹の実を食らい、他の一羽は食らずして注視す。



甘き菩提樹の実を食らわせたの、自我の策略だったのか。




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